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メルマガ第28号

御社は今のシステムで会社を守れますか?

 昨今、会社経営者や総務(管理)部長を悩ませている問題の一つに「ブラック企業」問題があります。これは(元)従業員から「ブラック企業」として訴訟を起こされる問題です。この問題の悩ましいところは、訴訟を起こされた段階でマスコミにより報道され、企業イメージが地に落ち、経営に大打撃を受ける点にあります。報道された後では、たとえ裁判に勝ったとしても報道されないため、失地回復は非常に困難と思われます。

 しかも会社が「ブラック」か「ホワイト」かの基準は明確でなく、(元)従業員の取りよう一つだったりします。世代間のコミュニケーションが希薄となった現代社会では、上司が部下のためにと思って言った(やった)ことが、部下からするとパワーハラスメントと取られてしまう事例もあることでしょう。(元)従業員が「ブラックだ」というのは簡単ですが、会社側が「ブラックではない」と立証するのは実は非常に困難なのです。

 ある会合で聞いた話ですが、現在大企業の総務部長が心配しているのは「反社会的弁護士」の出現だそうです。「なんだ、それ?」という方に説明します。「将来日本は欧米並みの訴訟社会になる」との誤った予測に基づき、資格取得のハードルを下げ量産された弁護士の窮状について、皆さんはご存知でしょうか?弁護士のなんと三分の一が生活保護受給者とのデータがあります。これら食い詰めた弁護士が、半ば「言いがかり」のような訴訟を大企業に吹っかけ、企業側は会社イメージ防衛のためやむを得ず示談に応じる、というのが彼らの描くシナリオです。 (元)従業員の「俺の(いた)会社はブラック企業だ」という告発は、このシナリオの引き鉄(トリガー)としてまさにピッタリなのです。なんともひどい話ですね。

 さてこの悪夢のようなシナリオに対抗するために、会社サイドとしては何をしたらよいでしょうか?余裕のある会社であれば、多額の費用を使って優秀な弁護士を顧問として雇うこともできるでしょう。では、それが出来ない会社はどうしたら良いでしょうか?

 そんな会社は『業務管理システム』を自力で構築することをお勧めします。AIOS標準ver.の定量的データには「いいがかり」に過ぎない定性的訴え(俺はコキ使われている等)を一蹴する説得力があります。またAIOS SMver.は「俺の能力ではできない仕事をやらされた」という訴えに有効です。

 将棋で「攻め」と「守り」の双方がしっかりしてないと勝てないのと同様に、会社組織のマネジメントも「利益をあげる」のと同時に「組織を守る」ことがとても重要です。見方を変えると前述の『ブラック企業』とは「利益をあげる」ことのみに特化し、中長期の「組織を守る(人材育成を含む)」ことを放棄した会社といえます。だからこそ、問題なのです。

 このメルマガでもたびたびご紹介している『業務管理システム(≒AIOS)』は、業務生産性と品質の両方を向上させる「攻め」のツールであると同時に、過重労働による心身の不全者の発生未然防止策としても、さらに今回ご紹介した『反社会的弁護士』や『言いがかり訴訟』等から会社組織を守る『会社防衛システム(守護神)』としても有効なのです。 「攻めてよし」「守ってよし」しかも費用が掛からない『業務管理システム』の自社構築は、すべての業種・業態の企業にとって大きな戦力となることでしょう。

 御社は今のシステムで会社を守ることができますか?

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