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メルマガ第68号

御社に『間接業務のまとめサイト』はおありですか?

 インターネットが身近なものとなって20年が経ちますが、今日ネット上には色々な『まとめサイト』があります。Youtube、Wikipediaやトリバゴ、価格ドットコム、メルカリ等は皆さんもよくご利用になられているのではないでしょうか? ビジネスセミナーのまとめサイトすらあるご時世です。

 えっ? 「Youtubeのどこが『まとめサイト』なんだ!!」ですって? ありとあらゆる動画が一元管理されている立派な『まとめサイト』じゃないですか!『まとめサイト』=『そこに行けばそのジャンルのものがすべてそろう場所』と定義すれば、ご理解いただけることと思います。

 『まとめサイト』があるのはネット上だけではありません。現実社会にもたくさんありますので、いくつか事例を紹介します。

  1. デパート(買い物の『まとめサイト』)
  2. スーパーマーケット(食料品の『まとめサイト』)
  3. 家電量販店(家電の『まとめサイト』)
  4. 保険の窓口(任意保険の『まとめサイト』)
  5. 100円ショップ(100円商品の『まとめサイト』)
  6. ファミリーレストラン(料理の『まとめサイト』)
  7. コンビニエンスストア(売れ筋商品の『まとめサイト』)

 どうです? 意外にたくさんあるでしょう。これらの『まとめサイト』の価値は、それらがなかった時代のことを思い出せば容易に理解できます

 家電量販店がなかった頃、家電販売店はメーカー別になっていました。日立の販売店には日立製品のみ、松下の販売店にはナショナル製品のみ、東芝の販売店には東芝製品のみでした(保険についても同様)。

 また古い商店街を歩くと八百屋、鮮魚店、肉屋、米屋、豆腐屋、味噌店、醤油店、砂糖店等々単品商売の店(の廃店)をよく見かられ、昔の主婦にとって買い物がいかに大変だったことか偲ばれます。ちょっと考えてみてください。夕食に寄せ鍋をつくろうとしたら、上記の店を何軒ハシゴしなれけばならないのでしょうか? 1960年代に出現したスーパーマーケット(食料品の『まとめサイト』)が、主婦たちに熱狂的支持を得たのも想像に難くありません。

 Wikipediaの原型は18世紀中ごろのフランスまで遡れます。当時の英知を結集して刊行された『百科全書』がそれです。その後フランスに遅れること200年、日本でも1960年代に『百科事典』ブームが巻き起きます。皆さんのご実家の本棚にもありませんでしたか? 平凡社やTBSブリタニカ刊行の百科事典一式が(この当時はなんと訪問販売員がこれらを売りに来たのですよ!!信じられますか?)。

 その後、ネット上に電子版『百科事典』としてWikipediaが誕生しました。その利点は①常に情報が更新されている ②並べると2m近くになる書籍を保管しなくてよい ③いつでも必要なときに情報を入手できる④無料で利用できる、等々いいことづくめです。紙メディアの『百科事典』の欠点を電子メディアのWikipediaはすべて解消しました。これではもう『百科事典』を買う(使う)人はいませんよね。

 これら『まとめサイト』の恩恵に浴して育った平成生まれの人が私が育った昭和40年代にタイムスリップしたら、あまりの不便さに原始時代と勘違いするかもしれませんね。

 そんな便利かつネット社会と相性のいい『まとめサイト』ですが、残念ながらあまり会社内では普及していないようです。ウソだと思った方は、添付の『【管理職編】こんなことでお困りではないですか?』で御社に該当する項目に?してみてください。どうでしたか?

 これらの質問事項『間接業務のまとめサイト』である『業務(組織)マネジメントシステム』さえ御社にあれば、ほとんど?がつかないものばかりです(添付『質問別解説』参照)。

 ちなみに欧米企業や国内の一部先進的なメーカーでは『業務(組織)マネジメントシステム』はすでに導入されていることを私の調査で確認済みです。そのような会社から未導入の会社に転職した人は「げっ、この会社『昭和』かよ!!」と思うことでしょう(笑)。おそらくすぐに辞めるでしょうね。
 御社に『間接業務のまとめサイト』はおありですか?

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