⑩TMS研メルマガ一覧表

メルマガ第36号

御社ではメンタル不全者は発生していませんか?

 私の『「見える化」セミナー』では、いつも冒頭で受講者の皆さんにいくつかの質問をし、挙手で答えてもらう形で『受講者ニーズ調査』を実施しています。最後の質問「御社もしくは貴部署で、メンタル不全者が発生したことがありますか?」だけは全員目を閉じて答えてもらっていますが、毎回半数以上の方が挙手されます。その光景を見るたびに「やっぱり私のいた会社だけではなかったんだなぁ」「この方たちのお役に立てるよう今日も頑張るぞ!!」などと講師である私は心中密か思っております。

 ところで私は医師でもないし、メンタル不全対策の専門家でもありません。この問題に悩み、苦しみ、無い知恵を絞って対策をひねり出し、実行してきた一実務担当者(安全衛生委員会事務局)です。前職でこの問題解決を迫られた私は講演会や講習会に出席したり、本やサイトで勉強したり、親会社の安全衛生事務局に教わりに行ったりしました。その結果、メンタル不全者の発見方法と対応方法(決して「がんばれ!!」と言うな、等)には詳しくなりました。しかし肝心の治療方法(本当に治るのか?)と未然防止策(発生予防策)については、納得のいくものはありませんでした。

 そんな中で、私が開催したメンタル不全勉強会の講師(某大病院の内科部長)が、送迎時に車を運転していた私にこう言ったことがありました。「僕の病院の親会社(某巨大メーカー)でも昔からよくメンタル不全者が発生して僕もさんざん診させられたけど、はっきり言ってあれは治らないね。診てるこっちまでおかしくなりそうだよ、ここだけの話だけど…」実に正直な先生ですね(笑)。でもこれ(治らない)は本当で、治ったと思って発症前と同じ負荷を与えると、たちどころにメンタル不全を再発することはよく知られています。このことは発症者が職場復帰した後、同じ職場には戻さない理由の一つでもあります。

 ここでこの悩ましい問題に有効な対策について考えてみると、「メンタル不全者の対策は未然防止策に尽きる」ということが前述の医師の言葉からも明らかです。ではどうやって未然防止したらよいのでしょう? メンタル不全者の発生原因について、ある講演会で大学病院の精神科医が、次の5つの要因を上げていました。①業務量の過多②業務の質のスペックオーバー③職場の人間関係④健康不良⑤家庭内不和、の5つです。この5つの内、1つ該当なら持ちこたえる、2つ該当が長期間続くと相当危ない、3つ該当ならほぼ間違いなくメンタル不全を発症するとのことでした。この話は私の経験からも深く頷けますが、皆さんはどう思われますか?

  さて、この問題を解決(未然防止)に対する角川案は『オールインワンシート(AIOS)』の標準ver.とスキル・マニュアルver.の作成・運用です。標準ver.でスタッフひとり一人の業務量を「見える化」し、業務量過多を防ぎます。またスキル・マニュアルver.で業務毎に必要なスキルとスキル習得方法および業務マニュアルを「見える化」し、出来ない仕事をやらせてスタッフを「つぶす」ことを防ぎます。

 前述の2つのAIOSは、メンタル不全者発生原因の①②にダイレクトに効果があります。さらに③職場の人間関係④健康不良にも間接効果があります。⑤家庭内不和の原因が「働きすぎ」なら、こちらにも有効です。

 さて『メンタル不全者対策の決定版』と私が信じるAIOSですが、一体いくらすると思いますか? その値段は私の『「見える化」セミナー』の受講料+交通費だけです。同セミナーではAIOSの作り方を説明し、実際に使える作成マニュアルもテキストに収録しているので、誰でも自力でAIOS(≒業務管理システム)を作成できます。 AIOSの大元となる『ベースバージョン』さえ出来てしまえば、2つのAIOSはほぼ機械的に作成できます。ただし『ベースバージョン』作成は少々てこずるかもしれません。そのために無料チェックサービスまで用意しています。どうして私がそこまでするかというと、私と同じような悲惨な経験をする人、部署、会社を少しでも減らしたいと心底願うからです。

 皆さんの部下からメンタル不全者を出さないために、それ以前に皆さんご自身がメンタル不全を発症しないために、ぜひAIOSを作成してみてください。一度メンタル不全者が発生すると本人は言うまでもなく、ご家族・職場等周りの人全員が不幸になります。それを思えばAIOS作成の苦労など、苦労の名に値しないはずです。

 御社ではメンタル不全者が発生していませんか? また、発生の未然防止策の重要性を理解し、何らかの対策を取られていますか?

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