⑩TMS研メルマガ一覧表

メルマガ第38号

あなたは『画期的なアイデア』を思いつくために何をしていますか?(その④)

 私のセミナーで『設計部門の「見える化」』をテーマにしたものがあります。過去6回開催されましたが、受講者は100%設計者というセミナーです。その受講者アンケートに「CADの前でアイデアが出るまでボーっとしている時間が、業務として妥当なのかいつも疑問に思っています」というものがありました。この「アイデア出し」こそ設計者の一番の悩みなのでしょうね。

 かくいう私も並み居る同業者(ビジネスセミナー講師)を凌駕する画期的なセミナー(いわば「製品」です)を開発・提供すべく、日夜考え続けています。そんな私の『アイデア創出法』がひょっとしたら設計者の皆さんのお役つのでは?と考え、過去のメルマガで①どこでもメモ深夜ウォーキング仕事に関係ないジャンルの読書、の3つを紹介してきました。今回はその一環として『業務改革シート』を皆さんにご紹介します。

 そもそもこのシートのフォーマットは5年前『業務改革セミナー』を始めて行った際、業務改革事例の説明資料として発案しました。その後、このシートが『業務改革案の策定』にも使えることに気づきました。モーター(電力を動力に変換)が発電機(動力を電力に変換)に使えるのと同じ理屈です。いわゆる『逆転の発想』ですね。さて前置きはこの辺にして、添付資料『業務改革シートフォーマット』をご覧ください。

 このフォーマットに現状悩んでいる業務や設計の問題点を列記していけば、内容が整理され、その問題の全貌および各問題点の程度が一目でわかるようになります。上司や第三者にアドバイスを求める際にも、これがあるととても便利です。なお、このフォーマットに記入する上で一番難しいのは「どう変えるのか」のところです。そこでこのステップでは『アイデア出しの定石リスト』ともいうべき2つの補助教材を使用します。

 えっ、フォーマットだけじゃイメージが湧きませんか? それもそうですね。では今回は大サービスして、私の行った業務改善事例のものを一つだけお見せしましょう。これは私が前職在籍時最後に行った業務改革『製品含有化学物質調査回答業務』の事例です。この業務は当初1.5人で行っていたのですが、担当者の異動に伴い問題が発覚、改めて業務方法を見直したところ、環境・品管推進センタ全4名でやっても手が足りず、回答まで平均3~4ヵ月、ひどい案件だと6ヵ月経っても顧客に未回答という状況に追い込まれました。

 この問題は営業、資材(購買)、技術(設計)、品質保証を巻き込む大問題に発展し、親会社の会議でも議題に上るほど深刻でした(『業務改革』の実施タイミングですね)。その問題解決案策定に対し、社内コンサルタント角川の考えた内容を「見える化」したものがこの記入事例です。この業務はビタ一文生まず、部材供給メーカーにとっていわば『第三の税金』ともいうべき業務です(【注】『第二の税金』はISO)。したがって解決案策定のキモは「業務品質(回答内容)を担保した上での生産性の最大化」です。

 ちなみにこの案はすべて実行され、環境・品管推進センタの担当業務は1人で充分まわるようになりました。業務改革効果は①業務生産性300%向上②業務品質向上③顧客満足度向上、といいことずくめでした。皆さんの会社でもしこの問題でお困りでしたら、ぜひ参考にしてください。

 さて話を5年前に戻します。前職を辞めビジネスセミナー講師として独立した私は『業務改革セミナー』を企画するにあたり大きな問題にぶつかりました。それは業務改革事例の選定です。公開セミナーではどの業種のどんな職位の方が来るか分からず、また仮に講師側からそこを制限してしまうと、今度は受講者数が厳しいこととなります。つまり業務改革事例は誰もが知っている事例でなければならない、ということです。そこで悩んだ末、私が選んだ事例は次の5つでした。

① 格安航空会社の救命胴衣装着デモ ②寿司屋 ③大衆レストラン
④ 改善提案活動 ⑤製品含有化学物質調査回答

 ①の事例では、動画を使って業務「改革」と「改善」の違いを理解してもらいます(受講者アンケートでも「両者の違いがよく分かった」と好評でした)。②の事例では『回転寿司チェーン』がどのような思考プロセスを経て、寿司屋から今日のビジネスモデルにたどり着いたかを解説します。③の事例では②と同じ外食産業から『ファミリーレストラン』を取り上げます。この事例は演習の形で、デパート最上階にあった大衆レストランの諸問題を、受講者の皆さんと一緒に考えながら解決し、現在の『ファミレス』のビジネスモデルに作り上げていきます。

 ④⑤は私自身が行った業務改革事例を取り上げます。④の『改善提案活動』は、事務局歴10年の私が同活動を根本から見直し、一部のマニア(?)の小遣い稼ぎのツールと成り果てていてた同活動を、事務所を巻き込む人気活動として再生させた事例です。この事例は①陽の当たらない部署②非正規社員(パート、派遣、シルバー人材等)の皆さんの間で爆発的人気を呼び、社風改善に大きく寄与しました。どこで『改善報告シート』を手に入れたのか、工場出入りの工事業者さんから提出されてきたときには、事務局である私も思わず吹き出してしまいました(笑)。

 ④⑤の事例については「画期的な業務改革案の策定方法」の他に「業務改革案を実現させるノウハウ」についても詳しくお話しします。一般的に「アイデアは画期的であればあるほど実現性が低い」のが通例です。しかしどんな素晴らしい業務改革案も、実現しないのであれば所詮「絵に描いた餅」に過ぎません。これを実現させるにはそれなりのノウハウと「折れない心」の2つが必要となります。このノウハウのキモはズバリ「業務改革抵抗勢力と戦わずして勝つ」です。

 なんだか今回はメルマガなのか、セミナーの宣伝なのか分からなくなってきました(苦笑)ので、この辺でお別れしましょう。長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

あなたは『画期的なアイデア』を思いつくために何をしていますか?

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