⑩TMS研メルマガ一覧表

メルマガ第41号

あなたは「仕事」を楽しんでいますか?(その2)

 大概の方が新卒で入社した会社を「勤め上げる」のが普通、また転職したとしても同じ業界内であることが大半と思われるこの日本において、多種多様な業界の会社を渡り歩いた私の職歴はかなり特異なものと言えます。前職の電線メーカー在職時も、総務部庶務課といういわば『何でも屋(便利屋)』だったため、本当に色々な仕事を私は経験しました。その中には当然「できればやりたくない仕事」「適性があるとは思えない仕事」「自分の職務スキルをはるかに超える仕事」「本当に仕事なのか疑わしい仕事」等も多々ありました。

 また品質管理室に異動後、化学(高校時代の成績「1」!!)の知識が必要不可欠な「製品含有化学物質調査回答」業務を任されたときは「これはきっと『人生の罰ゲーム』に違いない」とさえ思いました。『会社』とは本当に恐ろしいところですね(苦笑)。

 そんな職務経歴から、私は「つまらない(大嫌いな、やりたくない)仕事を、楽しんでやる」スキルを体得しました(これなしには、私はもっと早く潰れていたことでしょう)。それは一言でいうと「仕事を絶対に「やらされ感」でやらない!!」ことに尽きます。

 一度「やらされ感」で仕事に取り組んでしまうと、あなたは『社畜』という名の現代版『奴隷』になってしまいます。こうなるともう時間の問題です。あとは『会社』という名の『地獄』に、あなたの心身がどれだけ耐えられるかの『耐久性試験』化してしまい、もはやその仕事に『希望の光』は見えません。

 でもご安心ください!! そのような事態を回避する方法が3つあります。

  1. これからは自分の好きな仕事しかしないことにする。
  2. 未来工業(株)に転職する。
  3. 現在担当している仕事を「やりたい仕事」化する

 この内①②は実現性が極めて低いので、今回は③についての角川メソッドをご紹介します。

 「やりたい仕事」化するに際してまず必要なのは、嫌な仕事に「立ち向かう」覚悟です。「できれば他のスタッフにこの仕事を代わってもらいたい(涙)」ような「逃げ」の姿勢からは、建設的なアイデアは決して生まれないからです。いいですか? 覚悟はできましたか?

 次のステップは「業務改善の実施」です。その仕事が少しでも早く、楽にできないか考えます。ここで大切なのは「楽したい!!」という気持ちです。目の前に『人参』がなければ、馬だって喜んで走りません。「楽したい!!」という気持ちは、業務改善の強力な推進力なのです。「仕事は辛い(苦しい)のが当たり前」というストイック(orマゾ気質?)な人は、業務改善をしようなどとは決して思いません。なぜならそういう人は「仕事をやる」こと自体が目的化し、「仕事とは業務目的達成の一手段に過ぎない」ことに一生気づかないからです。このことは本人にとっても会社にとっても、実に不幸なことです。

 その仕事で困って(苦しんで)いる本人が、自分で改善のアイデアを出し、実施し、改善効果を体感することによって、今まで会社(上司)に強要され『やらされ』ていた仕事が、自分から進んで『やる』仕事へと180度変換を遂げます。仕事のやり方を自分で変えることによって、あなたはその仕事の『奴隷』から『主人』へと変わるからです!!

 そのために必要なものは①改善教育自分から進んで改善したくなる仕組み、の2つです。

 あなたは「仕事」を楽しんでいますか? また御社には「社員が仕事を楽しめる仕組み」がおありですか?

Sitemap

Contact us

お気軽にお問い合わせください。
PAGE TOP
PAGE TOP